酸化というと腐るという印象を持っている方もおられるかもしれませんが、そうとは限らないのです。
また、酸化防止剤と保存料を同じものと考えている方も結構いるようですが、まったくの別物です。
保存料は、食品を長持ちさせるためのもので、腐るのを防ぐ効果があります。
かたや酸化防止剤は、酸化を防止し、酸が浮くのを防ぐ働きがあるのです。
よくセットで扱われるこの両者には、明確な目的の差があります。
どちらかというと、酸化防止剤は外見を整えるための添加物です。
酸が浮くことで、非常に見かけが悪くなる事があり、それによって消費者が腐っている、劣化している、あるいは不良品なのではないかと判断するのを防ぐためのものです。
酸化する事で起こる現象としては、主に変色や風味の変化があります。
これらを見た場合、やはり消費者にはあまり良い印象を与えないのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
しかし、最近では食品の安全を考慮し、あえて酸化防止剤を使用しない食品も増えています。
その場合、注意書きに「色が変わる場合がありますが、内容にはまったく影響がありませんので安心してお召し上がりください」といった旨の表記を見かけるようになりました。
こういった表記を見たら、酸化防止剤が使われていない食品と判断していいのではと思います。
この酸化防止剤は、亜硫酸ナトリウムやエリソルビン酸ナトリウムなどのように、あまり体によくないとされる化学合成物質が含まれる一方、ビタミンCやビタミンEを使用しているケースもあります。
つまり、必ずしも体に悪いものばかりとは限らないということです。
食品の安全という面では、長所にも短所にもなるといえます。
健康のために食品の安全をしっかり考えるならば、この酸化防止剤について注意深く調べておく必要があるのではないでしょうか。


